脈診あん鍼灸院

香川県高松市木太町にある脈診調氣鍼法はり専門 『あん鍼灸院』 です。
お悩みの「不妊症と婦人疾患(子宮内膜症等)」 「爪甲剥離症」 「顔面神経麻痺」 「気の障害」 「免疫・アレルギー疾患」 「ヘバーデン結節症」 「耳鼻咽喉・口舌・眼の疾患」「消化器・泌尿器の疾患」 「神経・関節の疾患」「血管の疾患」の根本治癒を目標に、安全で”痛くない”鍼術で『氣の調整』をします。当院の理念、コンセプト、治療方針をご覧下さい。
ご予約は電話:087ー887ー1466 にどうぞ。
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あん鍼灸院で「耳鳴り/難聴・反響」が治った【治験例9】
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    あん鍼灸院は、患者様の病を”一時的に症状をとる”治療ではなく、しっかり”体質改善”をはかり、病が再発しないように根本治療することが最も大切なことと考えています。そのために体と病、および経脈の「陰陽虚実」を診て鍼術で「気の調整」(患者様の経脈を流れる気、すなわち、内臓を含む全身の活動をコントロールしているエネルギーの過不足を調整し、または、その働きを妨害する邪気を取り除き、そして、その滞りを流すこと)をする治療をしています。
    ここでの治験例は、症状と治療経過を中心として詳細な治療方針は省略しています。なお、内容は個人情報保護法を遵法し、一部、割愛します。

    1.主訴
    耳鳴り・耳閉・難聴・反響

    2.患者様
    40歳代前半 女性

    3.現病歴と症状
    1)3月、「耳鳴り」と「難聴」が起こった。車のエンジン音や女性の声、自分の声の後にピーとかピコピコと続く。「難聴」は低域音(125~500Hz)で50dB、低音が聞こえにくい。

    2)「音が響く」。さらに、大きい音に頭が響く。

    3)「めまい」があり、ふわふわする。3年前には2回ほど仰臥で天井がぐるぐる回った。

    4)「耳閉感」がある。
    5)総合病院で突発性難聴と診断され、副腎皮質ホルモン;プレニドゾロンを服用したところ、服用1週間で緩解した。しかし、2週間後、再発した。同じ病院で頭のMRIを撮ったが「異常がない」と診断された。この時、「メニエール病」の病名が加わった。

    6)発症から2ヶ月後、再再発した。症状は最も悪く、病院では治らなかった。別の病院にも行ったが低音域の難聴と診断され、同じく治らなかった。

    5月、東洋医学の鍼で治したいと来院されました。


    4.耳の構造と仕組み

     

    解剖生理をおもしろく学ぶ(増田敦子著、サイオ出版).png

    図1.耳の構造

    <図のみ引用;解剖生理をおもしろく学ぶ(増田敦子著、サイオ出版)>

     

    耳は、外耳(外耳道・鼓膜)、中耳(鼓膜・耳管など)、内耳(三半規管・蝸牛・聴神経(前庭神経、蝸牛神経)など)に大きく分かれる。

    1)外耳

    外耳は、外耳道と外耳と中耳の境界にある直径約1cmの薄い膜状の鼓膜で構成されている。図1のように中央部が菅笠(すげがさ)のように凹んでいる。鼓膜は唾を飲み込むとガサッとかバリッと音が鳴ることがある。一種の耳鳴りです。これは、鼓膜に求心的な力が加わり、膜が緩んでこのような音が出る。

    外耳から入っていきた音(音波)は鼓膜の振動に変換され、中耳に入って行く。鼓膜が音の振動に反応しなければ、難聴になる。

     

    2)中耳

    中耳は、鼓膜と内耳の間の空間で鼓室と呼ばれ、鼓(つづみ)のような形をとる。これと咽頭を連絡するのが耳管です。鼓膜にツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨と呼ばれる耳小骨が関節で連結し、音波による鼓膜の振動を骨の振動として物理的に内耳に伝える。耳小骨は微小な筋で支えられている。耳管は普段、閉じていて物を飲み込んだりした時に一時的に開く。そうすると、鼓室内の内圧が外気圧と同圧になり鼓膜が振動しやすくなる。耳管が閉塞したままになると鼓室内の空気圧と外界の気圧間に差を生じ、鼓膜が振動しにくくなり耳閉感や難聴が起こる。耳管が解放されたままだと、外耳から入った声と耳管から入った声の位相差から声が二重に聞こえる。また、自分の声が直接鼓室に反響し大きく聞こえる(自声強調)。

     

    3)内耳

     

    解剖生理をおもしろく学ぶ(増田敦子著、サイオ出版)3.png

    図2.内耳の構造 <図のみ引用;同上>

     

    内耳は、側頭骨の中に骨迷路という複雑な骨室の中に収められた「半規管」や「前庭(半規管と蝸牛の間の部分、卵形嚢や球形嚢がある)」、「蝸牛」からなっている。耳小骨から伝わってきた音の振動は内耳に入り、蝸牛という器官に入ります。蝸牛内はリンパ液で満たされ、ここから骨の振動から液体の振動に変換されます。水が溜まったような、水中で聴くような耳の感覚も耳鳴りです。持続的に鳴ったり、音が大きく鳴ったり小さく鳴ったり変動する場合もあります。

    半規管は直交する3本の管より成り、内耳神経のうち、前庭神経と繋がり、身体の回転運動の方向とその加速度を感知します。ところが、半規管の中にあるリンパ液の性質が変化すると、身体の回転運動の方向を認識できず、クラクラする回転性のめまいが起こります

    半規管と蝸牛の間に前庭という器官があります。ここには卵形嚢と球形嚢があり、その中に平衡斑という感覚組織が形成され平衡砂(耳石ともいう)が平衡砂膜の上を転がり身体の傾き(姿勢)や直進する方向、およびその加速度を感じます。この耳石がうまく動かなくなれば、平衡感覚がわからなくなりフワフワするめまいが起こります。難聴は蝸牛内リンパ液の性質、蝸牛そのものの遠心性や求心性の変化によって発症し、同時に耳鳴りやめまいが起こります。


    5.治療結果
    (1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および経脈十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。東洋医学の治療方針に基づいた鍼で全身の気の調整を行なう治療を開始。病は「体質改善」して治すとよく言われます。病にはそれを引き起こす「病因」が必ずあり、それを治すことが「体質改善」です。

    鍼は皮膚に0.1~0.2mmほど刺して気の調整を行う。しかし、刺した感覚はなく、接触した感覚がある。皮膚の表面から0.1~0.2mmほどの深さに表皮と真皮(血管がある)の境界付近に鍼をする。その境界は基底層といい、セラミドや伝導性物質で構成され、人体を強固に守っているバリアです。経穴(つぼ)の下、基底層近辺で気を補ったり、気の滞りを流したり、気の働きを妨害する邪気を取り除きます。
    (2回目)これまで、耳内で音が響くので耳栓をしていたが、外せるようになった。音の響きが減少している。
    (5回目)反響する音の種類が60%に減った。女性の声や自分の声は響かなくなったが、さらに高音の子供の声はまだ響く。
    (7回目)音の反響が、20%に減少した。耳鳴りが、30%に減少して気にならなくなってきた。耳閉感も、30%に減少している。高域音の聴力は、生活レベルで気にならない。 

    (8回目)病院で難聴の聴力検査をした。低域音125Hzは50dB⇨35dBに、250Hz、500Hzはそれぞれ50dB⇨25dBに改善していた。
    (10回目)耳鳴り・反響がほとんどなくなった。耳閉感は10%位に減少している。
    (12回目)耳鳴り、難聴、耳閉感共に大変良い(殆ど症状がない)状態だと患者様は言う。

    (15回目)聴力検査をしたところ、低域音125Hzが、30dBであった。他の周波数域帯は、20dBで生活には全く支障がなくなった。

    (18回目)さらに125Hzが、20dBになり、難聴は、ほとんど正常になった。めまいは起こっていない。

    (22回目)耳鳴りはないが、耳の中に圧力がかかる時がある。特に、天気が悪い低気圧の時になる。中耳(鼓室)内の空気圧と外界の気圧間に差を生じている。この場合、中耳内が外界より気圧が高い。音は良く聞こえる。耳管の開閉が少しうまくいっていない。治療を続ける。

    (25回目)耳鳴り、難聴、反響、耳閉感、耳の中の加圧感、いずれもなくなった。脈状は、ほとんど変動が消えている。

    (26回目)脈状は正常になり、すべての経脈の気は平坦になっていた。この内因性の病は、気の調整が終わり「根本治癒」したと考え治療を終了した。


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