脈診あん鍼灸院

香川県高松市木太町にある脈診調氣鍼法はり専門 『あん鍼灸院』 です。
お悩みの「不妊症と婦人疾患(子宮内膜症等)」 「爪甲剥離症」 「顔面神経麻痺」 「気の障害」 「免疫・アレルギー疾患」 「ヘバーデン結節症」 「耳鼻咽喉・口舌・眼の疾患」「消化器・泌尿器の疾患」 「神経・関節の疾患」「血管の疾患」の根本治癒を目標に、安全で”痛くない”鍼術で『氣の調整』をします。当院の理念、コンセプト、治療方針をご覧下さい。
ご予約は電話:087ー887ー1466 にどうぞ。
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あん鍼灸院で『ネフローゼ』が治った【治験例1】
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    あん鍼灸院は、患者様の病を”一時的に症状をとる”治療ではなく、しっかり”体質改善”をはかり、病が再発しないように根本治療することが最も大切なことと考えています。そのために鍼灸術をもって、体と病、および経絡の「陰陽虚実」を診て「気の調整」(患者様の気、すなわち、体表を流れるエネルギーの過不足を調整し、または気の働きを妨害する邪気を取り除き、そして、気の滞りを流すこと)をする治療をしています。
    ここでの治験例は、症状と治療経過を中心として詳細な治療方針は省略しています。なお、内容については個人情報保護法を遵法し、一部、割愛します。

    1.主訴
    ネフローゼ

    2.患者様
    6歳 男児

    3.現病歴と症状
    1)3歳児健康診断で頻発性ネフローゼと診断された。症状は、尿中タンパク質;定性+4)尿量減少、低タンパク血漿すなわち、浮腫がある。
    2)その後、半年に1度の割合でネフローゼを発症し、病院に入退院を繰り返している。病院ではステロイド剤(副腎皮質ホルモン)、免疫抑制剤、ビタミンDが適用された。利尿剤は出ていない。腎生検をしたところ、20数個の腎細胞のうち、3、4個の細胞が破壊されていた。

    3)運動をすると尿中にタンパク質が出る。同時に上眼瞼が腫れた。タンパク質が尿中に出るときには、就寝後、午後11時頃にはパジャマが濡れるくらい寝汗をかく。


    4.ネフローゼとは
    1)症状

    「ネフローゼ」とは、尿中にタンパク質がたくさん出るために血液中のタンパク質が減り、その結果、浮腫が起こる病気です。浮腫は、血液中のタンパク質が減少するために血管内の浸透圧が減少し、血管の外に水分が移動するために起こる現象です。

    タンパク尿、低タンパク血症、浮腫、倦怠感、食欲不振、腹水、高脂血症、発熱、風邪や肺炎に罹りやすいなどの症状が出る。運動をしたり、風邪などに罹ると上記の症状が増幅される。再発率は80〜90%と高い

    2)原因

    「ネフローゼ」は、腎臓の糸球体(毛細血管が糸玉状に集まった組織で、血液をろ過して尿を作る)の機能低下や不全によって、血中のタンパク質や血球が尿中に出てタンパク尿や血尿が起こる。この糸球体は水と塩類しか通過させないが、糸球体毛細血管の微細構造が陰性(遠心性の作用が優位な性質)になって、濾過器の穴(細胞間隙)の形が伸びて、または広がり、タンパク質のような分子量の大きい物質も通過させてしまう。このことが、全身にいろいろな症状を起こす。この過程以前に腎臓の糸球体機能を低下させる何か作用が働いたと考えられる。また、毎日の食事から見れば、陽性よりも陰性の食べ物を多く取り過ぎているために体質が変わり、発症した病気です。ネフローゼは腎炎と異なり、炎症性の疾患が見られないものを総称する。

    8割以上が6歳未満で発症し、性差は男児が多い。

     

    3)治療
    ‥賤琉絣

    鍼で「気の調整」を行います。糸球体にある腎細胞の部分的な死や腎細胞間隙の広がり(遠心作用)がこの病の根源で、これを修復する、また、起こらなくすることが治癒につながる。陰の性質を持つ症状には、その反対の陽の性質で以って陰陽のバランスをとることで根治することができます。これを鍼術で調整します。東洋医学では、男は数え年で8歳まで、女は7歳までを小児といい、腎臓が未完成の状態です。ですから、腎臓の障害も発生しやすくなっています。

    必要ならば、毎日の食事を変えます。食べ物の陰陽バランスを、今の陰寄りから陽側に少しシフトさせます。すなわち、陰よりも陽の食べ物を少し多目に取るようにして陰陽バランスを図ります。陰の食べ物も陽に近づけるように料理をして食します。たとえば、陰性の生野菜は火を通す、最も良いのはぬか漬けにすることで、陰性の野菜でも陽性に近づきます。白米を玄米に変えます。玄米は陽性の穀物です。小麦は陰性の穀物です。玄米は自動圧力鍋で炊くと簡単です。陰性の野菜は宇宙の方向に伸びてゆくもので、ナス、トマト、きゅうりなど、地表付近に成長するジャガイモやサツマイモなどがあります。陽性の野菜は地球の中心に伸びてゆくもので大根、人参、ごぼう等、他にはかぼちゃ、レンコンがあります。

     

    現代医学

    一般に、病院ではステロイド剤(副腎皮質ホルモン)の投与を行なっているが、高頻度で再発が起こり、根治は難しいようです。この患者様も長くステロイドを利用していました。使っているときは、少し抑制できるが、減量や中止をすると再発を繰り返し治りませんでした。塩分やたんぱく質の制限や摂取カロリーの食事制限が行われていますが、これは食事療法とは言えません。

    現代医学界では「一次性ネフローゼ症候群」として難病指定され、原因不明とされています(難病情報センター;指定難病222)


    5.治療結果
    (1回目)脈診と腹診、および問診等から体と病、および経脈十二経の「陰陽虚実」を診て治療方針を決定。鍼で全身の気の調整を行う治療を開始。6歳ですが大人と同じように鍼をした。病は「体質改善」して治すとよく言われます。病にはそれを引き起こす「病因」が必ずあり、それを治すことが体質改善」です。これまでの尿タンパク質は定性検査で(+2〜+4)。

    (3回目)現在、ステロイド剤を服用している。寝汗が出た。尿中にタンパク質が出た。尿タンパク質(+3)

    (7回目)家族旅行の後、尿中にタンパク質が出た。また、風邪症状があるとタンパク質が出る。ステロイド剤を服用している。ステロイド剤を減らすと、タンパク質が必ず出るので中止はできない。運動をしてもタンパク質が出る。それで学校ではランニングや水泳の体育を見学している。

    (14回目)治療方針を変更した。

    (17回目)鍼治療を継続しているが、尿中タンパク質の減少には到っていない。病院で処方された免疫抑制剤を服用すると黄疸の数値が高くなる(副作用)。

    (21回目)自宅で尿検査したところ、尿タンパク質(+3)であった。鍼治療は継続中であるが、まだ良い結果が出ていない。

    (30回目)病院で検査したところ尿タンパク質(ー)だった。やっと(ー)になった。糸球体にある腎細胞の部分的な死滅や腎細胞間隙の広がり(遠心性)を修復するのに、このくらいの時間が必要だったのでしょうか。さらには、当初、治療方針を検討する時間が必要だったこともある。

    (32回目)治療が1ヶ月空いた。病院で尿検査したところ、尿タンパク質(+1)であった。治療を休止したため戻ったようだ。

    (36回目)学校での運動会が終わった。昨年は尿中にタンパク質が出たが、今年は尿タンパク質(ー)だった。ただし、かけっこ競争は欠席している。

    (46回目)ステロイド剤を服薬しているが、量は半分になっている。4年間、ステロイド剤を服用しているので、薬をもっと減量して欲しいと病院側に両親が申し出ている。尿タンパク質(ー)

    (58回目)ウィルスに感染して吐いた。尿タンパク質(+2)となった。病院は入院を勧めた。3ヶ月間、治療を休んだ。

    (60回目)ステロイド剤を服用している。尿タンパク質は(ー)

    (68回目)依然として、尿中にはタンパク質が出ていない。尿タンパク質(ー)

    (71回目)尿タンパク質(ー)。これまでの半分、月2回の治療ペースで進め、脈状が変化して元に戻るまで治療をすること、また、ステロイド剤を服用せずとも尿タンパクが(ー)を持続できることを確認する。

    (79回目)病院にて尿検査をしたところ、尿タンパク質は(ー)であった。もう9ヶ月間、尿中にタンパク質は出ていない。

     

    ここから、さらに9ヶ月間、上記の鍼治療ペースで尿中タンパク質のチェックをしながら治療を継続した。

    その結果、尿中にタンパク質が出なくなって以来、1年6ヶ月、ずっとそれを維持している。さらに、ステロイド剤などの服用を中止して、もう6ヶ月になる。寝汗もずっとかいていない。脈状も変動がなくなり元の脈に戻ったのを確認して、お母さんに終了することをお伝えしました。

    この間、学校でウィルス性の風邪に集団感染し、嘔吐して39度の発熱があった。しかし、すぐ治り、この時も尿にタンパク質は出ていない(ー)。スポーツも学校で皆んなと同じようにしている。水泳教室にも通っている。ダニに反応があったが、それは刺されないようにすることを心がけることとし、刺された時には灸で対応するようにその仕方をお教えし、「ネフローゼ」の治療を終了した。

     

    6.あとがき

    「ネフローゼ」の治療は、難しいと言われている。ステロイド剤では確かに一時的に症状を止めることができるので、発症時はその治療を受けると良い。しかし、そのままでは、病が再発を繰り返し次第に症状が進行し、腎臓機能に障害を残してしまう結果になる。

    「ネフローゼ」は、東洋医学の鍼術で根本治療をお受けになるのが一番です。6歳以下の児童がかかりやすい病と言われていますが、大人になってもかかる病気です。子供にとって、幼い頃から病院に入退院を繰り返す生活は大変なことと思います。やはり、子供は友達と走ったり、汗を流して遊び、時に本を読みゲームもするという生活がいいのではないでしょうか。元気に成長してほしいと思います。

    以上
    「あん鍼灸院の治療方針」
    「あん鍼灸院で治る病症」
    「あん鍼灸院へのアクセス」
    (遠方よりお越しの患者様へ)

    ****************
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    | あん | 『泌尿器・消化器疾患』 | 23:06 | comments(0) | - |









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